松本宗篤さんは、これまで世界中の名だたるブランドの日本法人を設立してきました。 ここでは、松本宗篤さんが日本法人の代表を歴任したラグジュアリーブランドについてご紹介します。
松本宗篤さんは、2005年に共同オーナー兼代表取締役として日本法人であるブルーノマリジャパンの運営に携わってきた経歴があります。
ブルーノマリ(BRUNOMAGLI)はメンズ・レディースシューズをメインにサングラスや時計、レザー製品などのファッション小物も手掛けるブランドです。1936年にイタリア ボローニャでマリ三兄弟によって創業されたブランドで、上質な素材と職人の洗練された技術によって作られた靴は“身にまとう建築作品”と称されるほど、イタリアを越えて世界中の王室やセレブから高く評価されています。
2003年に国内にブルーノマリジャパンが設立され、翌年には表参道に日本初の旗艦店がオープンしました。
現在、ブルーノマリは日本から撤退していますが、オンラインショップでは現在も購入が可能のようです。
ヴァレクストラ(VALEXTRA)は“イタリアのエルメス”と称されるほど世界的に有名なレザー商品専門のブランドで、「24 hour」「Grip」など多くのベストセラー商品が評判となっています。
ヴァレクストラの創業は1937年にジョンヴァニ・フォンタナによってイタリアミラノで誕生しており、上質なレザーとデザイン性の高さが人気です。
店舗もイタリアに本店を構える他、ニューヨーク、パリ、香港、韓国、シンガポール、日本にブティックを展開しています。
日本では札幌、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡に店舗を構えており、製品購入の際に希望者はイニシャルを刻んでオリジナルアイテムにすることができます。
松本宗篤さんは、2008年に日本法人ヴァレクストラジャパンを設立し、CEOとして活動をしていましたが、現在は本社にイグジットしています。 しかし、イグジット後も経営戦略のサポートを行うなど影の立役者としてヴァレクストラと良好な関係を築いているようです。
ジャンヴィトロッシ(Gianvito Rossi)は、2007年に創業した新しい靴ブランドでありながらも洗練したデザインと履き心地の良さから、既に高い評判を獲得しています。特に普段使いできるブーティーや、ウェディングシーンに彩りを添えるパンプスが人気で、世界中のセレブから選ばれています。
ジャンヴィトロッシの誕生はイタリアでも有数の靴づくりの街サン・マウロ・パスコリで、創業者であるロッシ家も代々靴職人として有名な家系でした。社長であるジャンヴィトロッシ氏の父もセルジオロッシというシューズブランドを立ち上げており、フラットシューズを中心としたシューズ展開で現在も世界的に愛されるブランドです。
松本宗篤さんは、2009年に日本法人であるジャンヴィトロッシジャパンを設立し、CEOを歴任しました。現在も東京、京都、大阪に店舗を構え、様々なセレクトショップもこぞって取り扱っているブランドとなります。
ボルサリーノ(Borsalino)は帽子のブランドで、世界的に最も有名な帽子ブランドとも言われるほど高く評価されています。
1857年にジュゼッペ・ボルサリーノ氏によってイタリア ピエモンテ州アレッサンドリアで創業したボルサリーノは、当初10人ほどの職人を抱える小さな工房からのスタートでしたが、4年後には職人数60人を超えるまで成長を遂げました。それ以来、1日120個の生産体制を整えたボルサリーノですが、品質を犠牲にしないという強いポリシーを貫き、1900年に開催されたパリ万博ではグランプリを受賞した実績もあります。
また、人気アニメ「ルパン三世」の次元大介のチャームポイントといえる黒の帽子もボルサリーノ製で、日本でもコラボ商品を販売するなど世界的に親しまれているブランドです。
松本宗篤さんはボルサリーノの日本法人であるボルサリーノジャパンの設立者でCEOを務めました。